家のリフォームを検討する時に1番最初に考えるのがお金のことではないですか?
予算によって、リフォームで出来ることや理想を実現できることも変わってくるので、予算次第ではもっと良いアイデアを採用することもできるわけです。
そこで、僕も実際にリフォームローンを利用するにあたって疑問に思ったことや悩みなんかを銀行に勤めている知り合いにいろいろと質問してみました。
自己資金がいくら用意できるのか、それとも自己資金は無くてもローンでここまでなら借りれるよってことがわかっているとリフォームのプランニングもやりやすくなるはずです。
リフォームを考えている方や、僕と同じようにリフォームに悩みや疑問を持っている方の参考になるようにまとめましたので参考になれば嬉しいです。
住宅ローンとリフォームローンの違い
そもそも、リフォームローンってなんでしょうか。住宅ローンと何がちがうの?って思ったことないですか?
リフォームローンはその名のとおり、リフォームする際に借りることができるお金です。
基本的に無担保で借りることができるのですが、金利は高め。借入額も少ないのが特徴です。
- 無担保
- 金利が高い
- 借入額が少ない
住宅ローンは逆に長期間の借入ができて、金利は低め。借入額も高額まで可能です。
ただ、担保が必要で、一般的には購入する建物や土地が担保になります。
団体信用生命保険への加入もほぼ間違いなくセットになります。
【団体信用生命保険とは?】
お金を借りた人(債務者)が万一死亡や高度障害状態になってしまった場合に、ローンの残額を代わりに負担してくれる保険のことです
リフォームローンの種類ってどんなの?
リフォームの見積もりを取ってみたら、いくらの費用が必要なのかがわかるんですが、その費用が思っていた金額よりも高くなってしまったらどうしましょう?
自己資金を増やすしかないのか…、それともローンでなんとかできるのか。
気になりますね。
リフォームローンには「無担保型」と「担保型」があります。リフォームにかかる費用で諦めてしまうことや、妥協するようなことが無いように、知っておきましょう。
「無担保型」リフォームローン
リフォームを検討している方はこちらのローンを利用する方が圧倒的に多いとのこと。
その名のまんま、担保が何も必要ないリフォームローンです。
リフォームは普通の住宅ローンよりも少ない借入金で済むので担保を必要としない程度の金額で借り入れができます。
担保がないので、手続きも比較的簡単に済みますが、借入額や金利がが有担保リフォームローンと比べると不利な条件になってしまいます。
「有担保型」リフォームローン
でも、フルリフォームや建て替えを考えている方は費用が高額になってしまうことだって考えられるのですが、そんな時、
リフォームの規模によっては、無担保型のリフォームローンでは十分なお金が用意できない場合もありますよね。
フルリフォームや建て替えをしたり、自分の理想を形にするのにもう少しお家に手を入れたいという方は、
有担保型リフォームローンを利用することで解決できるかもしれません。
住宅を担保にしたり、連帯保証人を必要としますが、その分無担保型のリフォームローンよりも低い金利で、借入額も高くなります。また、借入期間も長く出来るのも特徴です。
また、有担保型リフォームローンは、無担保型リフォームローンよりも審査が厳しくなっていますし、
さらに担保の抵当権の設定に10万~20万円ほどの手数料がかかるとのことです。一般的な住宅ローンをかりるのと同じようなイメージですね。
【リフォームローンはどう選ぶのが正解?】
あくまでも目安ですが、リフォームに必要な予算をいくらで考えているか。
- 500万~1000万円までなら無担保型リフォームローン
- 1000万円以上なら有担保型リフォームローン
気になるリフォームローンの疑問
1.今の住宅ローンと併用できる?
僕はすでに住宅ローンを利用しています。正直毎月の支払があるのでこれ以上の返済を増やしたくないのですが、さらにリフォームローンの利用が可能か聞いてみました。
可能ですよ。一般的な無担保のリフォームローンならそれほど厳しい審査も無いのでほぼ大丈夫です。
リフォームローンの無担保型であればそれほど問題なく利用できます。
ただ、有担保型だと審査が厳しくて返済に無理があると判断される場合もあるんだとか。
特に、住宅ローンの融資を受けている銀行とは違う銀行で借りようと思うと、ほぼ無理ですよって。
有担保型は第一位抵当として住宅を担保にして銀行がお金を貸してくれているんですが、第一位抵当権を住宅ローンを融資している銀行が持っているので、リフォームローンをお願いする別の銀行は抵当を設定できないので断られることが多いんですって。
別の銀行に融資のお願いをするなら借り換えの話しになるでしょうね、とのことです。
2、今の住宅ローンに組み込むことは出来る?
僕が気になったのは、無担保のリフォームローンは借入期間が短期になるので、毎月の返済額が高くなってしまうこと。
毎月の負担が増えるとしんどいですよね。
じゃあ、今利用している住宅ローンはまだ25年ほど残っているのでそこに組み込んではもらえないかしら? って思ったわけです。
長期で支払うと総額は上がるけど、毎月の負担は軽減できるからね。
じゃあ、住宅ローンを利用している銀行にリフォームローンの組み込みをお願いしたらいけます? って聞いてみたんです。
審査次第です。毎月の支払額が増えるので、無理のない返済額かどうかなど、チェックして判断させていただきます。
とのことで、まったく無理な相談ではないみたいでした。
でも、あまり高額すぎると厳しいのかもでした。
3.借入の上限額っていくら?
僕がリフォームを検討した時に、リフォームの見積もりを取ったのですが、自分の希望をリフォームで実現しようとしたら、いちばん安いところで、およそ280万円、高いところではおよそ420万円って見積でした。
けっこう幅が広かった…。
そこで、僕がいくらまでのリフォームローンができるのか、聞いたのですが、
リフォームローンで500万でも借りることは可能ですが、仮に500万円の借り入れで返済期限が10年だと、金利にもよりますが、毎月の返済がおよそ45,000円前後増えます。
上限はだいたい1,000万円ぐらいまでは可能ですが、返済計画に無理が無いようにしてください。
とのことで、リフォームローンとしては1,000万円ぐらいが上限のようです。これは他の銀行でも同じぐらいとのことです。
ちなみに、リフォームの予算を調べるのに僕が利用したのが、複数にまとめて見積依頼ができるので、いろいろ比較できて、それでいて無料で見積もりが依頼できるサイトです。
よかったら僕も使った、リフォームプランの無料見積サイト「タウンライフリフォーム」で一括見積してみてくださいね。
\無料で一括見積できます/
4.リフォームローンの対象範囲は?
リフォームって言っても、間取りを変更したり、増築したり、また、水回りだけをキレイにしたり、屋根の葺き替え、壁の塗り替え、庭や門周りの外溝など、いろいろとあります。
リフォームローンはどこまでが対象になるの?
家の改修や、リノベーションも含め、業者さんを介して家に手を入れるなら大丈夫です。
リフォームの際のリフォーム工事業者から見積書や、請負契約書、ビフォーアフターの写真なども確認する場合もあります。
リフォームしてないのにお金を借りたら詐欺行為で捕まりますよ!
なるほど、しっかりと業者さんにお願いしないとダメなんですね。
DIYではお金を借りれないとこがほとんどですが、少額ならDIYリフォームローンを取り扱っている銀行もあるようです。
\無料で一括見積できます/たったの3分、無料で見積を送ってもらう≫
5.保証人って必要?
リフォームローンで保証人って必要なんでしょうか? 保証人って簡単にお願いしたりできないので気になる所ですよね。
正確には連帯保証人ですが、ほぼ必要ないことが多いです。
でも、審査によっては保証会社の利用をお願いする場合もあります。
借り入れる金額によって変わるとのことです。もし保証会社を利用するとしたら、保証会社への保証料の支払いが発生しますし、保証会社の審査もあるようなので、できることなら無保証でのローンがいいですね。
6.平均的なリフォーム額ってどれくらい?
僕が自分の家をリフォームローンしようと見積をとってみたら、280万円~420万円と謎の金額差が出たんですが、一般的にはいくらでリフォームする人が多いんでしょう?
だいたい、300万円までの借り入れの方が50%ぐらいのイメージですね。
500万円までの借り入れの方で70%ぐらいになるイメージです。
リフォームローンの審査の関係もあってそれほど高額な利用をされる方は少ないですね。
逆に100万円以内の借り入れも意外と多いのだとか。今の世の中では急に何か起こって大きな出費になることも考えられるので、手元にお金は残しておこうと考える人が多いのでは、とのことでした。
7.みんな頭金ってどれくらい準備してるの?
じゃあ、逆に頭金ってリフォームローンを利用する人はどれぐらい用意しているのか気になりますよね?
リフォームにかかるお金を全てローンで賄うなんてこともあるんですか?
頭金として自己資金の準備をされておくほうがいいです。と言うのも、返済計画が難しいと審査で判断される可能性もあるので、自己資金をある程度用意しておいて、結果として自己資金を頭金として使わなくてもローンで賄えました、というほうがいいですよね。
リフォームにかかるお金を全てローンで賄うことも可能のようでした。ただ、一般的には頭金としてリフォームの3割ほどを用意している方が多いとのことです。
8.リフォームローンの審査項目って何?
リフォームローンの審査基準は一般的な住宅ローンよりもハードルが低いみたいだけど、どんな項目をチェックされるんでしょうか?
はっきりとしたことは言えないですが、
・年収
・借入時の年齢
・完済時の年齢
・健康状態
・勤続年数
・ローンの有無
などを確認することが多いです。
審査内容については勤め先の会社や、自営業などで変わるのではっきりとは言えないみたいですが、だいたい上記のような項目なんだそうです。
ちなみに、これらの項目は保険会社や信用会社に調べたらある程度分ることらしく、ウソをついてもわかりますよって言ってました。
9.耐震補強やバリアフリーもリフォームになる?
僕の実家の両親はバリアフリーリフォームをしました。まだまだ若いと思っていたんですけどね。
今後歳をとってからリフォームすると、荷物とかの移動など体力的にしんどくなるので先にやっちゃえ、ってことだったみたいです。
これらのバリアフリー工事や耐震補強などもリフォームローンで融資が受けられますか?
もちろん受けられますよ。むしろ、最近では自然災害も増えてきていて、耐震補強のニーズは高まってますし、高齢化とともにバリアフリー工事をする方も多く、年配の方でも返済期間が短いリフォームローンは利用する方が増えています。
僕の実家のように、高齢になって体力面に不安を感じる前に少しでも若いうちにバリアフリーリフォームをすると、ローンの審査にも有利になるのでおすすめとのことです。
でも、あまり早すぎるバリアフリーリフォームは不必要な工事もしてしまいがちなので気を付けましょう。
10.リフォームローン審査に落ちた!
最終的にリフォームローンの審査に落ちてしまうことになったらどうしたらいいんでしょう、諦めるしかないのでしょうか?
・金融機関によって審査基準が異なるので、別の金融機関にお願いする
・住宅ローンの借り換えを利用してリフォーム資金を組み込む
・リフォームを依頼する工務店に相談する
・自己資金を増やす
・DIYで自分でできる部分は自分でする
全く方法がなくてリフォームやリノベーションを諦めなさい、とまでは言われませんでした。
でも、審査に落ちるということはどこかに無理や問題があるということなので、自分の計画に無理がないかをもう一度考えた方がいいかもしれませんとのことです。
11.銀行にとってリフォームローンのお客さまって?
リフォームローンを利用するお客さんって銀行的にはどう思っているんでしょう。住宅ローンみたいに高額でなくて、でも手続き大変でめんどくさいって思ってない?
ないです、ないです(笑)むしろ歓迎ですよ!
住宅ローンやリフォームローンは個人のお客さまの方が多くて、返済計画もしっかりと相談させてもらえるのでむしろ安心できる優良なお客さまという感じです。
リフォーム計画もある程度作ってきてくれる方も多いので気兼ねなく相談にきてほしいですね!
とのことでした。事業をされている方はけっこう無理な融資をお願いされることもあるそうで、そちらの方が大変なんですって。
リフォームローンの疑問と悩みのまとめ
今回は銀行に勤めている知り合いにいろいろと聞いてみたのですが、リフォームローンは、急な家のトラブル、
- 天井から雨漏りが!
- 給湯器が壊れた!
- 外壁にひび割れが!
こんな時のためにある程度まとまったお金がすぐに用意できない場合になんとかできるように利用できるローンなんですって。
なので、審査に時間がかかったり、融資が受けられないということが極力ないようにつくられたローンだそうです。
なのでリフォームやリノベーションで利用しやすいので、自分のリフォーム規模と、収入などをしっかりと計算して相談しましょう。
古くなってきたマイホームの手入れをしたい、歳にあわせてバリアフリーにしたい、中古住宅を購入してリノベーションなど、夢や希望も膨らみますね!
リフォームのためにお金の相談をしに銀行に行く前に、しっかりと見積をとっておきましょうね。
リフォーム費用がいくら必要なのかを知っておいて、無理のない計画を立てて、想いの詰まった家づくりを実現しましょうね!
リフォーム費用の見積もりなら、「タウンライフリフォーム」を利用すれば、
・たったの3分で
・無料で
・複数の見積もりを
・一括して
請求することができます。簡単にできて、完全無料です。僕も利用したので良かったら使ってくださいね。