新しく土地を購入して家を建てようと考えている方も、
家付きの中古物件を購入してリノベーションを検討している方も、
土地を探して購入する際に、絶対に確認してほしいのが、
「土地の安全性」です。
この記事では、住むための土地、場所を探している方に、後悔しないために絶対に知っておいてほしい「土地の安全性」について書いています。
住むための空間=家は、家族が快適に過ごすために大切ですが、その家を建てるための土地選びは安心して暮らしていくために疎かにしてはダメです!
知らなかったでは済まない、後悔が待っていますよ!
新築、注文住宅、リノベーション、フルリフォームなど土地選び込みで考えている人に読んでいただければ幸いです。
土地選びの注意点! 危険を「地名」で確認
最近では地名変更などで分かりにくいことも多いですが、今でも残っている地名の中に使われている「漢字」に注目して、この漢字が使われていないか確認しましょう。
【湿地】を表す漢字
「池・川・沢・草・久保・窪・須・谷・泉・井・戸・瀬・沼・行・鶴・釜・滑・堰」
「洪水・津波・液状化」
【崩落地】を表す漢字
「倉・鞍・暗・去・杉・助・管・月・附・蔵・小豆、厚・熱・安土・猿」
「がけ崩れ・地すべり」
【がけ地】を表す漢字
「裏・坂・腰・刈・垂・欠・岸・傾・崩・峡・日向・日陰」
「がけ崩れ・地すべり」
【埋め立地】を表す漢字
「埋・宇目・馬・梅」
「地すべり・液状化」
【谷地】を表す漢字
「沢・岳・江・嶺・峡・峰・山・入・岡・洞・窪・久保・谷津・谷地・曽根」
「がけ崩れ・地すべり・土石流」
【造成地】を表す漢字
「希望・光・緑・○○が丘・○○台」
「地すべり・液状化」
きらきらネームのような土地名も逆に怪しいんですね。
いかにもって字もあれば、えっ、この字もなんだ…。ってのもありますね。
「災害地名」というのもあります
自然災害との関連性が高い土地ということで、東日本大震災の際にちょっと話題になった地名なんですが、
「崩落地名」「洪水地名」「水害地名」などと言われていてなんだかすごく怖いんですけど…。
上記で紹介した漢字が含まれている地名もそうなんですが、
「地震」に関する地名は無いんだとか。水害や、崩落などは災害の歴史の中で同じ場所で何度も発生するので、メッセージとして地名に残したと考えられるけど、
地震は広範囲で規模もわからないなど、当時ではリスクを伝える地名にはならなかったようです。
正直、多すぎて何処にも住めるとこないじゃん…。そんな気もしないでもないで、あまり神経質にならなくても良いと思います。
それ以上にその地域のハザードマップは絶対に確認しておきましょう。
土地選びの注意点! 危険を「ハザードマップ」で確認
とにかく大事です。むしろ土地探しにおいてこれを気にしない人はいないと信じたい。
そんなレベルで大事なのが、「ハザードマップ」の確認です。
ハザードマップは、国土交通省が自然災害の予測して、被害範囲を地図上で表示しています。
国土交通省【ハザードマップポータルサイト】
ハザードマップは自然災害の発生範囲を地図上に色分けして表示してくれます。
- 浸水の恐れのある場所
- 土砂災害の危険がある場所
- 通行止めになるおそれがある道路
- 強い地震が起きた時に被害のおそれがある場所
これらのことが、ハザードマップで確認できます。
今住んでいる家の情報も確認できますので、今まで見たことのない方は今すぐにでも確認してくださいね。ハザードマップポータルサイト
最近では大雨災害、ゲリラ豪雨などで被害が大きくなる傾向があります。そのために事前に災害発生範囲を確認しておきたいです。
令和2年7月の熊本県豪雨の日吉市の浸水状況です。ハザードマップが下の図になりますが、比べてみたら、その正確さがわかりますよ。
水深10mとか怖いですね、3階建てのマンションとか水没するレベル。
そして、こちらがハザードマップ。
地図の左側の明るいピンクの部分は洪水によって想定される浸水深10m~20mで、地図右側のちょっとくすんだピンクが洪水によって想定される浸水深が5m~10mです。
同じ形しているのが分りますよね。
ハザードマップが災害時の予想をかなり正確にできることがわかります。
なので、家や土地を探す際には、絶対にハザードマップは参考にしてください!
もう一度言いますよ。
ハザードマップは必ず確認しましょう。お願いします。
土地選びの注意点! 簡単に分かる安全な土地を知る
危険を知らせる方法から家や土地を探す方法をお伝えしてきましたが、
逆に、安全な土地を知る方法は?
警察・消防署
警察や消防署は災害時に機能してもらわないといけないので、安全な場所に建てられることが多いです。
学校
小学校など、学校は災害時に避難場所に指定されています。なので安全な場所に建てられます。
公共施設
国の重要機関や、博物館、国会図書館など、貴重な遺産や歴史を守るために、災害に遭わない安全な地域を選んで建てられます。
学校が近いと、子どもの登下校時の事故の心配も減りますし安心ですよね。
僕の家の近くの小学校は、隣に幼稚園もあるんですが、ハザードマップで調べてみるとやっぱり安全な場所に建ってました。
安全な施設を目印にして家や土地を探すという方法もぜひ覚えておいてくださいね。