家の設備や仕様は便利な物も多いですが、ちょっと待ってください、よく考えるとそんなに便利じゃないのかも?
そんな意見もあって、便利な機能を優先したがために、何か別の便利な機能をなくしてしまっていたり、別の不便さができてしまうことがあるかもしれないですよね。
そこで、数ある家の設備や仕様で、実際に使ってみてあまり「必要なかった」という設備を経験者の話しをできるだけ集めてみました。
- 家のリフォームを検討している方
- 注文住宅を建てる
- リノベーションしたい
このような方にはぜひ参考にしていただければ嬉しいです。
家の設備や仕様の中には規模によって最初の建てる時にしておく方がよいモノもあれば、リフォームやリノベーションのタイミングで出来ることもあります。
気になっている設備や仕様の残念ポイントも理解しておいて、後悔しないマイホームを作りのお役に立ててください。
付けて後悔した家の設備10選
家の設備や仕様で、あったら便利だろうなって思っているものでも、実際に使っている方の意見はそうでもなくて、思ったより便利じゃなかった、使い勝手が悪かった、というものがあります。
その中でも人気があって憧れがあるけど、これから家を建てる方や、リフォームを考えている方は「ちょっと待って!」という設備や仕様がこちらです。
- ロフト
- 床下収納
- 二階リビング
- 書斎
- 吹き抜け
- 屋上テラス
- シューズクローク
- 食器洗い洗浄機
- 浴室テレビ
- 小屋裏収納
各設備と仕様の残念ポイントを紹介していきますね。
ロフト
生活スペースに余裕ができて、上手に使い分けができればオシャレ空間の「ロフト」。でも、意外と使い勝手が悪いという意見も多いです。
- 思ったよりも高い位置にあるので、けっこうな恐怖です。子供が憧れてロフトを付けたけど、子どもが落ちたらどうしようって心配になる
- はしごで昇り降りするのでけっこうめんどくさい
- 夏がとにかく暑い。下より温度が2・3度高いんじゃない?!
- 荷物が置けたらって思ったけど、大きな荷物は上げられないし、下せない。
- 寝るために使っていたけど、体調不良の時の登り降りは地獄
床下収納
家の床下の点検口になっていることも多いので標準装備の家も多いですね。こう言う僕の家にもあります。どうせあるなら使おうって感じですが、意外と物が入ってました(笑)
- 湿気がこもりやすく、カビが生じやすい
- いちいちしゃがんで物を取り出すのがめんどうで使わなくなった
- 重たい物をしまい込むと取り出すときに腰を痛めた
- キッチンマットを敷いてるから開けるのがめんどくさい
- ほこりとか砂が入り込んであまり清潔じゃない感じがする
2階リビング
2階にリビングがある間取りの家も多いですよね。2階にリビングがあると太陽の光を室内に取り込みやすいから人気があるように思うんですが、意外と不評の声も多いんです。
- 買い物の荷物を2階のリビングに持って上がるのが大変
- 家族の帰宅がわかりずらい。特に子供が帰ってくるのは気づきたい
- 荷物の宅配に1階まで降りるのがめんどう
- 夏は暑い
- 外に出るのが減った気がする
書斎
最近ではリモートワークや、在宅ワークも浸透してきているので、家にひとつは欲しいかと思うんですが、ちゃんとするべき作業を想定して造らないと物置部屋に成り下がってしまうようです。
- 何かに使われることなく、物置部屋になった
- せっかくの家族で過ごす時間なのに籠って出てこない
- 作業をそのままにすることが多いので、片付いていない感じになる
- 中途半端な広さにしたので、エアコンも付けられず、長く籠れない
吹き抜け
吹き抜けの良さは解放感だけ。そんなことを聞いたこともあります。魅せる家と住む家は別物なんだと感じさせるのが吹き抜けかもしれない。
夜中のテレビの音って以外と響くんですよね。吹き抜けにするとヘッドフォン必須になります。
- 2階のスペースを削ることになる
- 音や料理の匂いが2階まで届くようになる
- 吹き抜けの2階部分にある窓の掃除ができない
- 冷暖房の効率が悪い
- 部屋が温まる(冷える)のに時間がかかる
屋上テラス
ずっと不思議だったんですけど、学校やマンションには屋上が普通にあるのに、一般家庭にはあまりないです。日本の木造家屋に雨の多い気候というのがあまり向いてなかったんですね。
庭のない都市部の家なら屋上ガーデンとか楽しそうなんですけどね。
- 防水加工、排水設備のメンテナンスが必要
- だんだん使わなくなる
- 洗濯物を干すだけのスペース(ベランダで十分)
- 建築コストが上がる
- 荷物や道具を運ぶのが意外と面倒
- 会話が近所に聞こえている
シューズクローク
玄関をごちゃごちゃさせずに済むので魅了は大きいですが、収納部屋としてのスペースも確保する必要がいるのかどうか。クロークに頻繁に使う大型の荷物などを入れておくなどの目的がある方にはいいかもしれませんね。
- 臭いが気になる
- 湿気がこもりやすい
- 玄関にスペースを使って他の部屋を小さくしてしまった
- いろんな物を置きだしたら、靴が取り出しにくくなった
食器洗い洗浄機
家族が少ないと食器は手で洗ってもそんなに手間じゃないよって言う人も多いです。
確かに、全てのものが洗える訳じゃないので、結局手で洗うものがなくなるわけではないです。
- 音がうるさい
- 上手に入れないと汚れがきれいに落ちない
- スペースを取る
- 全ての食器が洗えるわけではない(良い食器ほどダメ)
- 大きいフライパン、蓋などは結局手洗い
- 入れ方にコツがあったり、容量的に全ての食器が入らない
浴室テレビ
お風呂に入っている時間が長くなると、例えば家族4人、いままでひとり30分の入浴で最後の人は2時間後。でも、ひとり1時間の入浴になると4時間にもなるんですね。
しっかりと家族で時間を決めないと、いつまでもお風呂に入れなくなってしまうかも。
- お風呂の時間が長くなる
- お風呂に入る順番待ちや、ごはんの支度が読めない
- 家族が揃う団らんの時間が減る
- 設置費用、故障・修理費用が意外と高額
- 思ったより使わない
小屋裏収納
僕の家にも小屋裏収納があるんですが、家の中でも2階よりも上の3階部分に相当するんです。なんとなく、孤独感と言うか、静けさが気になる場所なんです。
好き嫌いかもしれませんが、ひと気を気にせずに集中できる場所とも言えますし、ひと気を感じないので生活感がなく不気味な場所とも言えます。
- 夏は暑い
- 収納式のはしごにすると、めんどくさくなって使わなくなる
- 収納とはいうものの、大きなものや重い物は収納しにくい
- 家の中で最も家族から遠い場所なので家族の関りが薄くなる
- 家の中でもデッドゾーン、不気味な空間にもなりうる
家の中でも空気の流れが止まる場所は良くない気が溜まる場所になるので、設置にはひと工夫しましょう
実は使いにくい家の設備・仕様まとめ
「家は3回建てないと気に入ったものにならない」とも言いますよね。
実際に使ってみて自分に合っているのか、自分の家族には合っているのかが大事なことだと思います。
住んでみて使っているうちに慣れてしまって気にならなくなるってこともよくありますからね。
でも、家の間取りを考える段階で、使うか使わないか分からないけど、あったら便利そうだからとりあえず作っちゃえ! っていうモノは不要とみなして作らなくていいと考えています。
スペース、費用が無駄になってしまうから。
それなら家族全員がゆっくりできるリビングを広くした方がよっぽど価値がありますよ。
それでも、
- 憧れの設備だから何とかして新しい家に装備したい!
- 長年の夢だったんだ!
- そうは言っても絶対にステキなんだから!
ってあきらめきれない方のために、
こららの人気の設備10こ、こうすれば使いやすい価値のあるものにできます! って記事も書いています。あわせてご覧ください。