バリアフリーリフォームってみんなどんなきっかけで、どんなタイミングでやろうって決めているんでしょう。
ちなみに僕も実家のバリアフリーリフォームを手伝いました。決めたきっかけは両親が2階への昇り降りがしんどいと言い出したから。
実はこのリフォームをする数年前に階段に手すりと足元ライトをつける簡単なリフォームをしたのですが、水まわりのリフォームをすることになって、まとめてやったほうが安く済むということで将来必要になるバリアフリー化もやってしまおうと決断しました。
どこの家でも両親が歳をとっていくのは当たり前のことで、いずれはバリアフリーの家にしないといけないと時がきます。
そこで、世間のみなさんはいつから、どんなタイミングでバリアフリー決めて、リフォームではどのようなことに注意してバリアフリー化したのかを色々と調べてみました。
親のためにバリアフリーリフォームを検討したい
僕の実家もそうですが、親のために家をバリアフリー化することは自分のためでもあったりします。自分の親がいつまでも元気に過ごしてくれることで、介護にかかる負担も減らせるのではと思うわけです。
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これからバリアフリーリフォームを検討している方はぜひ参考にしてください。
バリアフリーリフォームとはどんなもの?
バリアフリーリフォームってなんとなくわかるけど、実際にどんなものなのかボンヤリしてませんか?
僕はボンヤリしかわかっていませんでしたけどね(笑)
おもに意識しておきたいポイントは3つになります。
- 若い世代向けのバリアフリー
- 高齢者向けのバリアフリー
- 介護が必要な場合のバリアフリー
この3つを分けて考える必要があるのでちょっと詳しく説明しますね。
若い世代向けのバリアフリー
体も元気でバリアフリーなんて必要く、あまり家のバリアフリーを意識していない世代です。
でも最近では年齢や性別問わず、全ての人にとって使いやすく便利なデザインを取り入れることが一般的になっています。ユニバーサルデザインという考え方です。
これから家を建てたり、建て替えたり、またはリノベーションする場合には意識しておくといいですね。
具体的には、できるだけ段差を減らしたり、扉を引き戸にしておく、階段や廊下の幅を広めにしておくなど、将来の負担を減らすことを考えた住まい設計を取り入れることがポイントになります。
高齢者向けのバリアフリー
老後が近い世代や、今の家を終の住処と考えている世代向けのバリアフリーは安全性を考慮した設計を考えましょう。
高齢者向けとは言っても、全ての世代に優しい家でもあります。
具体的には、段差を無くすことはもちろんですが、滑りにくい床材や、足もとを明るく照らすライトの設置、掃除もしんどくなってくる年齢なので汚れにくい素材の壁や床を考慮したり、棚も高い場所には設置しないなど、体力的な衰えも考慮しましょう。
介護が必要な場合のバリアフリー
介護や支援が必要な家族がいる場合のバリアフリーはちょっと特殊かもしれません。介護や支援が必要な家族ができるだけ自分の力で動けるような仕様にする必要があります。
また介護や手助けをする側にとってもスペースを十分に確保して動きやすい、手助けしやすい工夫が必要になります。
具体的には、手すりの設置や玄関などに壁掛けのベンチを取り付けたり、車いすでも傷が付きにくい床材に変更したりなどです。
介護が必要なご家族の生活空間には介護をする人のために広いスペースを確保することも考えましょう。
バリアフリーリフォームはいつ頃からする?
僕の実家では、僕たち子供が実家から独立していなくなったのでもう二階の子ども部屋がいらないと。
かつ、自分たちも二階の寝室に行くのがめんどくさくなってきたというのと、父が定年で退職したのをきっかけに家のリフォームを考えたので、それならばバリアフリーも一緒に考えようよていうのがタイミングでした。
一般的なバリアフリーのタイミングですが、
若い世代では、家を買ったり、中古物件を買って建て替える時が多いのですが、子供が生まれるタイミングでバリアフリーリフォームを検討することもおすすめです。
家の中の段差を無くしたり、子ども部屋やリビングなどにクッション性の高い素材を使うことでケガを減らすことが出来たり、家の中に遊具を作ってしまう方もおられます。
次に年齢と共に必要になるバリアフリーリフォームですが、僕の実家も同じですが、子供の独立と退職に合わせてリフォームを検討する方が多いようです。
子どもにお金がかからなくなって金銭的に余裕ができてくる50代から、退職金でまとまったお金が準備できる時期が一般的なバリアフリーリフォームのタイミングになります。
何よりも、リフォームには金銭的な面だけでなく、体力的にも負担が大きいので、まだまだ元気だぞ! っていう時期に行うことが大事になってきます。
バリアフリーリフォームの時期に関する意見の中でも、老後は必ず全ての人に訪れるので前もって準備しておくと安心という意見が多いです。
バリアフリーリフォームで注意したポイントは?
将来的に自分がどのような老後を迎えることになるのかわからないです。でも老化と共におとずれる一般的な体や体力の衰えは想像できます。
そこで重要になるのが、リフォームをやりすぎないこと。
将来に向けてトイレやお風呂に補助用の手すりを付けたけど、介助が必要な状態になって逆に邪魔になってしまうことだってあります。
手が不自由になったのに手すりがあっても仕方ないですもんね。
一度のリフォームでまとめてやってしまえば費用も抑えることが出来ますが、やりすぎると必要にない無駄なリフォームをしてしまうことにもなりかねません。
将来の変化に合わせて段階的に手を加えていくこともポイントです。
バリアフリーリフォームで工夫したところは?
バリアフリーリフォームでの工夫の中で僕が「あ~、なるほど!」って思ったものを紹介しますね。
空気をバリアフリー
歳とともに室内の温度差が身体に負担になってきます。冬の暖房の効いた部屋から廊下に出た時の寒さや、お風呂の寒さもそうですし、トイレではズボンを下ろすのが嫌になるぐらい寒い。温度差によって脳卒中や心筋梗塞を引き起こすヒートショックは最近ではよく聞く話しですよね。
家の中の温度にできるだけ差が出ないように断熱効果を上げるのが良いですが、小さな暖房器具を置いておくだけでも効果があります。
ちなみに僕の家は廊下にストーブを置いていて、冬の朝、5時にタイマーをセットして起きた時には暖かくなっているようにしています。
視界をバリアフリー
歳とともに視力の低下がありますよね。老眼からはじまり、白内障も歳とともに避けられない症状です。
年齢と共に目にでる影響には、視力の低下、視野の欠け、歪み、まぶしさに敏感になることもあります。
そこで、家の中の光を調節できる機能の付いた照明に変えたり、家の中の色合いをいままでは木の色と壁の白の2色だけだったものを部屋の入り口の扉に色を付けたり、大きな明かり窓を入れたり、階段の一段一段や、家具の縁に濃い目のテープを貼ってみることも有効ですよ。
家の様々な場所にイスやベンチを置く
玄関やトイレ、廊下やお風呂にもイスを置けるようにして、イスを置いた状態で人が行き来できるかどうかを目安としてスペースの確保をすると、将来介護で人の手が必要になっても安心になります。
家の生活スペース以外の動線スペースを広く取ることで解放感も出て普段の生活にも気分的にストレスが減らせる効果もありますよ。
家のバリアフリーリフォームはいつからする?まとめ
先に書いたように、バリアフリーリフォームは一般的には50代から始める方が多いようです。金銭的な余裕ができたり、家の老朽化に合わせたリフォームも兼ねて検討するということですね。
将来的にバリアフリー設備は絶対に必要となるものなので、その準備段階として、広いスペースの確保や、いつでも手すりなどの補助設備を付けることが出来るように基礎部分に「下地」を入れておくことや、高さを調節できる家具やキッチンなどもおすすめです。
高齢者だけでなく「誰もが住みやすい、使いやすい」家になるように考えるといつまでも安心して暮らすことができますよ。
バリアフリーリフォームはしっかりと相談することが成功の近道
バリアフリーリフォームが気になっている方は将来のバリアフリー化を見越した家づくりも含めてプロに相談することでやりたいこと、やるべきことがはっきりとわかります。
今は大掛かりなバリアフリー化は必要なくても、下準備としてのリフォームを取り入れておくことで、将来必要になるバリアフリー化がスムースにできることはもちろん、費用も抑えることができるようになりますよ。
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